ぼくは循環器専門医だけど、心電図が読めない

どうも、たおらーです。循環器専門医の書く徒然草。

時事|沖縄県民投票

どうも、たおらーです。沖縄県民投票に関する最近思うことをつらつらと。最初に申し上げますが、辺野古移設に賛成とも反対ともこのブログでは意見を述べるものではありません。

 

①不参加を表明する市町村

5つの市町村が不参加を表明している。ハンストする人も現れた。方法論に是非はあるが、個人的にはやるなら全県でするべきであろうとは思う。ただ、法的拘束力がないことでここまでもめる必要もあるのか?

 

②ハンストについて

改めてハンストの是非については議論しない。医師目線で検討してみたいと思います。ひとつは診療に至る経緯はどうなっているのであろうか?看護師らしき方がハンストしているところにでかけて血圧など測定しているようでした。訪問診療の適応になるのだろうか?そして、血圧の低下を理由にドクターストップをかけていた。そもそもにハンスト自体にドクターストップをかけたいものである。逆に血圧さえ下がらなければどこで止めるのだろうか?入院して、一般的な採血して点滴しながらおかゆから食事上げしていけばいいのだろうか。また、担当医になった時を想像するに、サマリーで現病歴のところに「1月●日より、辺野古移設の県民投票を求めるハンガーストライキを開始し、、、血圧低下のため入院となる」なんとも

 

③投票の3択

「賛成」「反対」「どちらでもない」で投票を行うかもしれないとのことである。そもそも、大抵の問題は明確な賛成や反対が3割ずついて、残りの4割がどちらにつくかで決まるというようなことを聞いたことがある。もし、実際に賛成3割、反対3割、どちらでもない4割という結果になったとしよう。「沖縄の民意はどちらでもないだ」ということになるのか?それは賛成派、反対派双方困りませんか?