どうも、たおらーです。
振り返ると8か月ほど放置していました。すみません。おかげさまで2019年度に行われた総合内科専門医試験、循環器専門医試験のダブル受験を行い、無事ダブル合格することができました。
本来であれば、今年の受験生の皆様にためになる?内容も(多少は)含まれていたかもしれませんが、コロナの影響で一堂にかいして試験というのも難しい時代になるかもです。自己中心的な考えかもしれませんが去年頑張ってよかったと正直思ってしまいます。
遠隔診療ってどこまで進むのでしょうか。対面診療にこだわりすぎだという意見やオンラインにすることで待ち時間など患者の利便性があがるというのはその通りだと思います。
専門の先生からしたら異論はあるかとは思いますが
想像するに「①時々やってくるいつもの困ったあいつ」、「②いつものあいつ」はまずやりやすいところだと思います。
①時々やってくるいつもの困ったあいつ
代表格は花粉症でしょうか。ここ数年この薬で乗りきれるという薬であれば、オンラインで処方して効かなかったり問題があれば受診してください。でよさそうですよね
数か月に一度の発作性心房細動。いつもサンリズムで落ち着くとします。患者の基本情報(年齢、心機能)、頻度によるかなとは思います。ここらへんはウェアラブル端末とかで心電図見れればよさそうではあります。「持続しているので、きてください」みたいな。
②いつものあいつ
生活習慣病の類でしょうか。
血圧:二次性などの除外ができて、降圧薬の調整がつけば、血圧計が勝手にデータ飛ばして管理よければある程度の期間はOKよとか。内服変更や追加後は副作用チェックで受診してくださいとか?それでも腎機能、検尿、心電図などで少なくとも年1は受診してほしいかな
脂質、糖尿、尿酸:血圧は家でも測れるけど(血糖値なども測れなくはないのでしょうが)採血しないと評価しようがないですよね。今回のコロナ禍でも家に閉じこもって血糖・脂質増悪する人もいれば飲み会がなくなって健康になりましたという方もいて数値を出してみないとわからないこともあるとおもうのです。
ここら辺は長期処方解禁がいいのかオンラインがいいのか患者さんにもよるような気がします。
いつものあいつでも駆逐されるのはいわゆるドラッグストアで買えるもの。湿布とか、ドライアイの目薬とか?
懐疑的なのは
風邪のオンライン診療
確かに初診時で風邪なのかインフルエンザなのか新型コロナなのか、細菌性肺炎なのかわからないケースって実際対面しても難しそうですが、オンラインで何ができるのでしょうか?ZOOMでのどみる?呼吸音の聴診とかどうする?
そもそも対面でもコロナのリスク考えてしないのであれば「ドラッグストアで風邪薬かって水分とって寝ろ。治らなければ来い」とするしかなくないでしょうか。それってもはやアプリでもできそうな。。。
循環器診療に関して言えば
集中治療、カテ、アブレーションは少なくとも今のところ病院でないとできないと思う。遠隔でオペレーションできたとしても少なくとも現場で穿刺とかは必要だろうし。
オンライン自体はいいことだと思うが、直接患者さんから得ないといけない情報が多いことも事実であろう。もちろんそこを埋めるデバイス(たとえばZOZOスーツみたいなの着用するとエコーがとれるとか、普通にトイレしたら検尿できるトイレとか)の進歩は期待するが、どうしてもアナログにならざるを得ない部分がある。
デジタルやオンラインでできることはAiにお任せすることになればアナログでないといけない分野を見極め戦略を練るしかないのかもしれない。
でもたおらーはこのアフターコロナ時代を前向きにとらえたいとおもっている